コンタクトクリーナー装置
今日の産業のハイテク化において多くのコンバーティング業界では生産における重要工程の前に基材表面を無塵(ダストレス)にする事が不可欠となってきております。主な工程としてTFT、LCD等を扱うオプティカルフィルム業界では塗工、ラミネーティング工程、フレキシブルプリント基板ではPIフィルムと銅箔のラミネート工程、その他医薬品、食品パッケージ製造工程等があげられます。
しかしながら今日の高基準のクリーンルーム環境内でさえ、依然として基材や製品の汚染リスクは常に存在しています。そこで重要な工程前に基材に付着した異物を除去すべくコンタクトウェブクリーナー装置が開発されました。
コンタクトウェブクリーナーの根本的概念は特殊合成ゴムを直接基材に接触して乾燥した、非粘着ノンオイルの異物を除去するシステムでゴムロールで除去した異物を粘着テープロールに転写させて異物を除去するシステムです。粘着テープロールが異物で飽和状態になったら単純にテープを1枚剥がすだけでメンテナンスが完了します。従来より採用されているこのシステムの有利な点は高い除塵能力、低コスト、メンテナンスの手軽さです。さらに、非接触式除塵システムと比べてバウンダリーレイヤーの問題が無いと共にさらに微小の1μmレベルの異物も除去できるというところです。